REPORT 03 相場解説

エナジーマーカーは、なぜ150万円になるのか

対戦では必ず使う道具なのに、在庫はほとんど残っていない。エナジーマーカーという枠の、少し変わった相場の話です。

公開 2026-08-04 / 記事中の価格は週次観測で自動更新

フュージョンワールドを始めた人が、しばらくして気づくカテゴリがあります。エナジーマーカーです。

じゃんけんに負けて後攻になったプレイヤーにセットされる、ゲーム中1回だけ使える補正アイテム。対戦するなら毎試合必ず使う道具で、勝敗にも関わります。

そして、相場を見ると少し驚きます。

272種のうち、在庫は16件

トレカ通販の公開商品を実測したところ、エナジーマーカーは272種が確認できました。そのうち、在庫として買える状態にあったのは16件だけです。

売り切れ率にすると94%。フュージョンワールド全体の売切率が約49%であることを考えると、このカテゴリだけ突出しています。

そして価格の上限も特殊です。

  • (原作絵_1巻表紙)エナジーマーカー — 150万円(売切)
  • (ベジット)/(孫悟空)/(孫悟空:GT)/(原作絵_42巻表紙) — 各120万円(売切)
  • (原作絵_30巻表紙)エナジーマーカー — 60万円(売切)

いずれも「その価格で実際に売れた」記録です。参考価格ではありません。

なぜここまで高くなるのか

理由は3つあります。

1. 実用品であり、コレクションでもある

多くのカードは「対戦で使う人」と「集める人」で需要が分かれます。ところがエナジーマーカーは、その両方の需要が同じモノに乗ります

対戦する人は毎試合使うので必要。集める人はイラスト違いを集めたい。需要の層が二重になっている枠は、価格が上がりやすくなります。

2. 「装備品」としての性格

プレイマットやスリーブと同じで、エナジーマーカーは対戦相手に見られる持ち物です。お気に入りの1枚で対戦に出たい、という動機が働きます。

これはカードの性能とは無関係ですが、実際の購買行動としては強い動機になります。

3. 供給が細い

ブースターパックのカードと違い、エナジーマーカーは収録される機会そのものが限られます。出回る絶対量が少ないところに、上記の二重需要が乗る。これが価格を押し上げる構造です。

高額なものは原作絵(漫画の表紙イラスト)が中心です。ゲームのイラストではなく、原作ファンに向けた特別仕様であることが価格に表れています。

8月8日、ST01で12種が新規収録されます

2026年8月8日に発売されるST01「STORY BOOSTER 01」には、エナジーマーカーが全12種収録されます。しかも各種にパラレル版が存在します。

1パック330円(税込・6枚入り)のブースターパックで、BOX定価は6,600円です。

ここで、始めたばかりの人に伝えておきたいことがあります。

対戦するだけなら、スタートデッキに付属するもので十分です。 上に挙げた高額品は、あくまでコレクションとして値段がついているものであって、それがないと戦えないという性質のものではありません。

エナジーマーカーにお金をかけるのは、「せっかくなら推しの装備で対戦したい」と思ったときで遅くありません。

発売後の相場は、ここで追えます

新しく出たカードの相場は、発売直後がいちばん動きます。私たちは通販の公開データを週次で観測し、価格と在庫を記録し続けています。

ST01のカードも、流通が始まればデータに乗ります。「発売前にいくらだったか」「発売後どう動いたか」は、観測ログとして各カードページに残ります。

いま買うかどうかを決める前に、まず数字を見てください。

■ 出典・データについて

  • エナジーマーカー272種の価格・在庫はトレカ通販の公開商品ページを実測(取得日時点)。売切品の価格は「その価格で販売され売り切れた」記録です。
  • ST01「STORY BOOSTER 01」の発売日・価格・収録内容はバンダイ公式 商品ページを参照(2026年8月4日確認)。
  • 将来の価格を予測・保証するものではありません。
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